本文へジャンプ 2008年 03月23日 

 




METAL BAND GUIDE

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BAND

MEMBER

        CD&DVD

サクソン
SAXON

Biff Byford
Paul Quinn
Doug Scarratt
Nibbs Carter
Nigel Glockler
1979
『SAXON / サクソン』

 
01.Rainbow Theme / レインボウ・テーマ
02.Frozen Rainbow / フロウズン・レインボウ
03.Big Teaser / ビッグ・ティーザー
04.Judgement Day / ジャッジメント・デイ
05.Stallions Of The Highway / スタリオンズ・オブ・ザ・ハイウェイ
06.Backs To The Wall / バックス・トゥ・ザ・ウォール
07.Still Fit To Boogie / スティル・フィット・トゥ・ブギー
08.Militia Guard / ミリティア・ガード

1980
『WHEELS OF STEEL / ホイールズ・オブ・スティール』


 
01.Motorcycle Man / モーターサイクル・マン
02.Stand Up And Be Counted / スタンド・アップ・アンド・ビー・カウンテッド
03.747 (Strangers In The Night) / 747(ストレンジャー・イン・ザ・ナイト)
04.Wheels Of Steel / ホイールズ・オブ・スティール
05.Freeway Mad / フリーウェイ・マッド
06.See The Light Shining / シー・ザ・ライト・シャイニング
07.Street Fighting Gang / ストリート・ファイティング・ギャング
08.Suzie Hold On / スージー・ホールド・オン
09.Machine Gun / マシン・ガン

1980
『STRONG ARM OF THE LAW / ストロング・アーム・オブ・ザ・ロウ』

 
01.Heavy Metal Thunder / ヘヴィ・メタル・サンダー
02.To Hell And Back Again / トゥ・ヘル・アンド・バック・アゲイン
03.Strong Arm Of The Law / ストロング・アーム・オブ・ザ・ロウ
04.Taking Your Chances / テイキング・ユア・チャンス
05.20,000 Ft / 20,000フィート
06.Hungry Years / ハングリー・イヤーズ
07.Sixth Form Girls / シックス・フォーム・ガールズ
08.Dallas 1PM / ダラス1PM
09.20,000 Ft / 20,000フィート
10.Dallas 1PM / ダラス1PM
11.Hungry Years / ハングリー・イヤーズ
12.Strong Arm Of The Law / ストロング・アーム・オブ・ザ・ロウ
13.Heavy Metal Thunder / ヘヴィ・メタル・サンダー

1981
『DENIM AND LEATHER / デニム・アンド・レザー』

 
01.Princess Of The Night / プリンセス・オブ・ザ・ナイト
02.Never Surrender / ネヴァー・サレンダー
03.Out Of Control / アウト・オブ・コントロール
04.Rough And Ready / ラフ・アンド・レディ
05.Play It Loud / プレイ・イット・ラウド
06.And The Bands Played On / アンド・ザ・バンズ・プレイド・オン
07.Midnight Rider / ミッドナイト・ライダー
08.Fire In The Sky / ファイアー・イン・ザ・スカイ
09.Denim And Leather / デニム・アンド・レザー

1982
『THE EAGLE HAS LANTED LIVE / ジ・イーグル・ハズ・ランデッド』

 
01.Motorcycle Man / モーターサイクル・マン
02.747 (Strangers In The Night) / 747(ストレンジャーズ・イン・ザ・ナイト)
03.Princess Of The Night / プリンセス・オブ・ザ・ナイト
04.Strong Arm Of The Law / ストロング・アーム・オブ・ザ・ロウ
05.Heavy Metal Thunder / ヘヴィ・メタル・サンダー
06.20,000 Ft / 20,000フィート
07.Wheels Of Steel / ホイールズ・オブ・スティール
08.Never Surrender / ネヴァー・サレンダー
09.Fire In The Sky / ファイアー・イン・ザ・スカイ
10.Machine Gun / マシン・ガン

1983
『POWER AND THE GLORY / パワー・アンド・ザ・グローリー』

 
01.Power And The Glory / パワー・アンド・ザ・グローリー
02.Redline / レッドライン
03.Warrior / ウォーリアー
04.Nightmare / ナイトメア
05.This Town Rocks / ディス・タウン・ロックス
06.Watching The Sky / ウォッチング・ザ・スカイ
07.Midas Touch / ミダス・タッチ
08.The Eagle Has Landed / イーグル・ハズ・ランデッド

1984
『Crusader / クルセイダー』


01.The Crusader Prelude / クルセイダー序曲
02.Crusader / クルセイダー
03.A Little Bit Of What You Fancy / ア・リトル・ビット・オブ・ホワット・ユー・ファンシー
04.Sailing To America / アメリカへの航海
05.Set Me Free / セット・ミー・フリー
06.Just Let Me Rock / ジャスト・レット・ミー・ロック
07.Bad Boys (Like To Rock N' Roll) / バッド・ボーイズ
08.Do It All For You / ドゥ・イット・オール・フォー・ユー
09.Rock City / ロック・シティ
10.Run For Your Lives / ラン・フォー・ユア・ライヴズ

1985
『INNOCENCE IS NO EXCUSE / イノセンス』


01.Rockin' Again / ロッキン・アゲイン
02.Call Of The Wild / コール・オブ・ザ・ワイルド
03.Back On The Streets / バック・オン・ザ・ストリーツ
04.Devil Rides Out / 悪魔とライド・アウト
05.Rock N' Roll Gypsy / ロックンロール・ジプシー
06.Broken Heroes / 傷だらけの英雄
07.Gonna Shout / ゴナ・シャウト
08.Everybody Up / エヴリバディ・アップ
09.Raise Some Hell / レイズ・サム・ヘル
10.Give It Everything You've Got / 幸運への勇気

1986
『ROCK THE NATIONS / ロック・ザ・ネイションズ』


01.Rock The Nations / ロック・ザ・ネイションズ
02.Battle Cry / バトル・クライ
03.Waiting For The Night / ウェイティング・フォー・ザ・ナイト
04.We Came Here To Rock / ヒア・トゥ・ロック
05.You Ain't No Angel / ノー・エンジェル
06.Running Hot / ランニング・ホット
07.Party Til You Puke / ロックン・ロール・パーティ
08.Empty Promises / エンプティ・プロミセス
09.Northern Lady / ノーザン・レイディ

1988
『Destiny / デスティニー』


01.Ride Like The Wind / 風立ちぬ
02.Where The Lightning Strikes / ライトニング・ストライクス
03.I Can't Wait Anymore / アイ・キャント・ウェイト・エニモア
04.Calm Before The Storm / 嵐の前の静けさ
05.S.O.S. / S.O.S.
06.Song For Emma / ソング・フォー・エマ
07.For Whom The Bell Tolls / ベルを鳴らしたのは誰だ
08.We Are Strong / ウィ・アー・ストロング
09.Jericho Siren / ジェリコ・サイレン
10.Red Alert / レッド・アラート
1970年代後半のイギリスで、パンクのムーヴメントに変わる新しいメタルのムーヴメント
NWOBHM(ニュー・ウェーヴ・オヴ・ブリティッシュ・へヴィ・メタル)が勃発した。
これまで活躍していたジューダス・プリーストやモーターヘッドなどのバンドとともに、まったく新しいタイプのへヴィ・メタル・バンドが
ロンドンに溢れかえった。
当時このムーヴメントの中核となったバンドがアイアン・メイデンとサクソンの2大バンドだった。
この2つを中心として多くのバンドがこのムーヴメントから出て行くことになる。
サクソンは1979年にデビュー・アルバムを発表。猛烈な疾走感とアレンジの異なるツインギター、
往年のハードロックのエッセンスとパンクの暴力性。プログレがロックをカオス状態に陥れた難しさを一蹴し、
ストレートでダイレクトなヘヴィ・メタル・サウンドを武器に一気にメタル・キッズの心を掴んだ。
1980年にはバイカーズ・サウンドのアンセムとして大ヒットなった「Motorcycle Man」や
シングル「747」などを収録したセカンド・アルバム『WHEELS OF STEEL』を発表。
これが日本盤のデビューとなったが、1981年にはNWOBHMのバンドの中で一番早く来日公演を行った。
(その直後にアイアン・メイデンが初来日をしている)白のライダース・ジャケットにブロンドの長髪をなびかせて歌うビフ・バイフォードの姿や、
ハーレー・ダヴィッドソンに乗り疾走するメンバーの姿は当時のメタル・キッズを虜にした。
また「Heavy Metal Thunder」を収録した『STRONG ARM OF THE LAW』、名曲「Princess of the Night」や、
イギリスのキッズのことを歌った永遠のメタル・アンセムとなっているタイトル・トラックを収録した最高傑作
『DENIM AND LEATHER』も次々と発表した。1983年にはアメリカ進出のため『POWER AND THE GLORY』を、
1984年には『CRUSADER』を発表するが、L.A.メタルのブームによりポップな路線を導入したことが
ファンからの批判を受けてこの後バンドは失速してしまう。1985年にはようやくメジャー・レーベル「EMI」と
契約たものの、発売された『INNOCENCE IS NO EXCUSE』ではすでにファンの気持ちは離れてしまっていた。
その後1986年『ROCK THE NATIONS』、1988年『DESTINY』の2作品を残しEMIを離脱することになる。
1990年代に入るとサクソンは当初のバンドのスタイルに路線を戻し始める。1991年『SOLID BALL OF ROCK』、
1993年『FOREVER FREE』、1995年『DOGS OF WAR』、1997年『UNLEASH THE BEAST』を発表。
2000年あたりからヨーロッパでメタル・シーンが大きな波となってくるとサクソンもドイツを中心にヨーロッパで火がつく。
1999年にはSAXON結成20周年記念ツアーを精力的に行う。
2000年に『METALHEAD』を発表しヨーロッパでのサクソンの興味は再び高まった。
2001年には会心作『KILLING GROUND』を発表し、ドイツのWACKEN OPEN AIR ではヘッドライナーをつとめる。
2004年には25周年のツアーも行った。また2004年に発表された『LIONHEART』は
ストラトヴァリウスのドラムであるヨルグ・マイケルも参加した。
そして2007年、ニュー・アルバム『THE INNER SANCTUM』を発表し今年もWACKEN OPEN AIRに出演が決まっている彼らが、
なんと26年の歳月を経て、2度目となる日本公演を行うことが決定した。日本では過小評価され続けているSAXONだが、
大英帝国の誇りと歴史、ブランド、ヨーロッパでの人気、演奏、楽曲のどれをとっても超一流のSAXONが日本で評価されるときが来た。

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