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Overseas Metal Review
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BAND
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MEMBER
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CD&DVD
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ミスター・ビッグ
Mr. Big
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---第1期---
'88〜'97
Vo:Erick Martin / エリック・マーティン
G:Paul Gilbert / ポール・ギルバート
B:Billy Sheehan / ビリー・シーン
Ds:Pat Torpey / パット・トーピー
---第2期---
'97〜'02
Vo:Erick Martin / エリック・マーティン
G:Richie Kotzen / リッチー・コッツェン
B:Billy Sheehan / ビリー・シーン
Ds:Pat Torpey / パット・トーピー |
1989年
『MR. BIG / MR. BIG』

01:Addicted to That Rush /
アディクテッド・トゥ・ザット・ラッシュ
02:Wind Me Up / ウィンド・ミー・アップ
03:Merciless / マーシリス
04:Had Enough / ハッド・イナフ
05:Blame It on My Youth /
ブレイム・イット・オン・マイ・ユース
06:Take a Walk / テイク・ア・ウォーク
07:Big Love / ビッグ・ラヴ
08:How Can You Do What You Do /
ハウ・キャン・ユー・ドゥ・ホワット・ユー・ドゥ
09:Anything for You / エニシング・フォー・ユー
10:Rock & Roll Over / ロックン・ロール・オーヴァー
11:Over 30 Days in the Hole /
30デイズ・イン・ザ・ホール
1990
『Raw Like Sushi 1 / ロウ・ライク・スシ T』

1.Daddy, Brother, Lover, Little Boy
(The Electric Drill Song) /
ダディ,ブラザー,ラヴァー,リトル・ボーイ
2.Voodoo Kiss / ヴードゥー・キッス
3.A Little Too Loose / ア・リトル・トゥー・ルース
4.Road To Ruin / ロード・トゥ・ルーイン
5.Cdff-Lucky This Time /
CDFF-ラッキー・ディス・タイム
6.Shyboy / シャイボーイ
7.Woman From Tokyo /
ウーマン・フロム・トーキョー~ババ・オライリィ
1991
『Lean Into It / リーン・イントゥ・イット』

01:Daddy, Brother, Lover, Little Boy
(The Electric Drill Song) /
ダディ,ブラザー,ラヴァー,リトル・ボーイ
02:Alive And Kickin' / アライヴ・アンド・キッキン
03:Green-Tinted Sixties Mind / 60’Sマインド
04:Cdff-Lucky This Time /
CDFF-ラッキー・ディス・タイム
05:Voodoo Kiss / ヴードゥー・キッス
06:Never Say Never / ネヴァー・セイ・ネヴァー
07:Just Take My Heart / ジャスト・テイク・マイ・ハート
08:My Kinda Woman / マイ・カインダ・ウーマン
09:A Little Too Loose / ア・リトル・トゥー・ルーズ
10:Road To Ruin / ロード・トゥ・ルーイン
11:To Be With You / トゥ・ビー・ウィズ・ユー
12:Love Makes You Strong /
ラヴ・メイクス・ユー・ストロング
1992
『Raw Like Sushi 2 / ロウ・ライク・スシ U』

01.Daddy, Brother, Lover, Little Boy
(The Electric Drill Song) /
ダディ,ブラザー,ラヴァー,リトル・ボーイ
02.Voodoo Kiss / ヴードゥー・キッス
03.A Little Too Loose / ア・リトル・トゥー・ルーズ
04.Road To Ruin / ロード・トゥ・ルーイン
05.Cdff-Lucky This Time /
CDFF-ラッキー・ディス・タイム
06.Shyboy / シャイボーイ
07.Woman From Tokyo /
ウーマン・フロム・トーキョー−ババ・オライリィ
1993
『Bump Ahead / バンプ・アヘッド』

01:Colorado Bulldog / コロラド・ブルドッグ
02:Price You Gotta Pay / プライス・ユー・ガッタ・ペイ
03:Promise Her the Moon / プロミス・ハー・ザ・ムーン
04:What's It Gonna Be / ワッツ・イット・ゴナ・ビー
05:Wild World / ワイルド・ワールド
06:Mr. Gone / ミスター・ゴーン
07:Whole World's Gonna Know /
ザ・ホウル・ワールズ・ゴナ・ノウ
08:Nothing But Love / ナッシング・バット・ラヴ
09:Temperamental / テンパラメンタル
10:Ain't Seen Love Like That /
エイント・シーン・ラヴ・ライク・ザット
11:Mr. Big / ミスター・ビッグ
12:Long Way Down / ロング・ウェイ・ダウン
1994
『Japandemonium Raw Like Sushi 3 / ロウ・ライク・スシ V 』

01:Colorado Bulldog / コロラド・ブルドッグ
02:Price You Gotta Pay / プライス・ユー・ガッタ・ペイ
03.Temperamental / テンパラメンタル
04.Green-Tinted Sixties Mind / 60’Sマインド
05.Wind Me Up / ウィンド・ミー・アップ
06.Wild World / ワイルド・ワールド
07.Paul's Solo / ポール・ギルバート・ソロ
08.Nothing But Love / ナッシング・バット・ラヴ
09.Billy's Solo / ビリー・シーン・ソロ
10.To Be With You / トゥ・ビー・ウィズ・ユー
11.Promise Her the Moon / プロミス・ハー・ザ・ムーン
12.Mr. Big / ミスター・ビッグ
13.Seven Impossible Days /
セヴン・インポッシブル・デイズ
14.I've Learned My Lesson /
アイヴ・ラーンド・マイ・レッスン
1996
『Channel V Live At The Hard Rock Cafe』

01.Alive and Kickin' / アライヴ・アンド・キッキン
02.Green-Tinted Sixties Mind / 60’Sマインド
03.Where Do I Fit in? / ホエア・ドゥ・アイ・フィット・イン?
04.Jane Doe / ジェーン・ドゥ
05.Goin Where the Wind Blows / 風にまかせて
06.Take a Walk / テイク・ア・ウォーク
07.Voodoo Kiss / ヴードゥー・キッス
08.Chain / ザ・チェイン
09.Wild World / ワイルド・ワールド
10.Take Cover / テイク・カヴァー
11.To Be You / トゥ・ビー・ウィズ・ユー
12.Daddy, Brother, Lover, Little Boy
(The Eletric Drill Song) /
ダディ,ブラザー,ラヴァー,リトル・ボーイ
13.Over 30 Days in the Hole / 30デイズ・イン・ザ・ホール
14.Mr. Big / ミスター・ビッグ
1996
『Hey Man / Hey Man』

01:Trapped in Toyland / トラップド・イン・トイランド
02:Take Cover / テイク・カヴァー
03:Jane Doe / ジェーン・ドゥ
04:Goin' Where the Wind Blows /
ゴーイン・ホエア・ザ・ウインド・ブロウズ
05:Chain / ザ・チェイン
06:Where Do I Fit In? / ホエア・ドゥ・アイ・フィット・イン
07:If That's What It Takes / イフ・ザッツ・ホワット・イット・テイクス
08:Out of the Underground / アウト・オブ・ザ・アンダーグラウンド
09:Dancin' Right into the Flame /
ダンシン・ライト・イントゥ・ザ・フレイム
10:Mama D. / ママD
11:Fool Us Today / フール・アス・トゥデイ
12:Tears / ティアーズ
1996
『Greatest Hits / グレイテスト・ヒッツ』

01.Addicted to That Rush / アディクテッド・トゥ・ザット・ラッシュ
02.Big Love / ビッグ・ラヴ
03.Take a Walk / テイク・ア・ウォーク
04.Strike Like Lightning / ストライク・ライク・ライトニング
05.Green-Tinted Sixties Mind / 60’Sマインド
06.Daddy, Brother, Lover, Little Boy (The Eletric Drill Song) /
ダディ,ブラザー,ラヴァー,リトル・ボーイ
07.Alive and Kickin' / アライヴ・アンド・キッキン
08.Just Take My Heart / ジャスト・テイク・マイ・ハート
09.To Be You / トゥ・ビー・ウィズ・ユー
10.Wild World / ワイルド・ワールド
11.Colorado Bulldog / コロラド・ブルドッグ
12.PRICE YOU GOTTA PAY / プライス・ユー・ガッタ・ペイ
13.Take Cover / テイク・カヴァー
14.DANCIN’WITH MY DEVILS / ダンシン・ウィズ・マイ・デビル
15.SUPERFANTASTIC / スーパーファンタスティック
16.SHINE / シャイン
17.SUFFOCATION / サフォケーション
1996
★『Take Cover / テイク・カヴァー』
1.Take Cover / テイク・カヴァー
2.Goin' Where the Wind Blows /
ゴーイン・ホエア・ザ・ウインド・ブロウズ
3.Shoot The Moon / シュート・ザ・ムーン
4.Just Take My Heart / ジャスト・テイク・マイ・ハート
5.Whole World's Gonna Know <Live> /
ザ・ホウル・ワールズ・ゴナ・ノウ(ライヴ・ヴァージョン)
1997
『Not One Night / ノット・ワン・ナイト』

1.Not One Night / ノット・ワン・ナイト
2.Take a Walk <Live> /
テイク・ア・ウォークテイク・ア・ウォーク <ライヴ>
3.Daddy, Brother, Lover, Little Boy
(The Eletric Drill Song) <Live> /
ダディ,ブラザー,ラヴァー,リトル・ボーイ <ライヴ>
1997
『Live At Budokan / ライヴ・アット・ブドウカン』

01.Intro / Piano / イントロ/ピアノ
02.Trapped In Toyland / トラップド・イン・トイランド
03.Take Cover / テイク・カヴァー
04.Green Tinted Sixties Mind / 60’Sマインド
05.Jane Doe / ジェーン・ドウ
06.Medley: Bass Intro/Had Enough/Big Love/Take A Walk/Merciless /
メドレー:ベース・イントロ~ハッド・イナフ~ビッグ・ラヴ~テイク・ア・ウォーク~マーシリス
07.Out Of The Underground / アウト・オブ・ザ・アンダーグラウンド
08.Alive And Kickin' / アライヴ・アンド・キッキン
09.Whole World's Gonna Know / ザ・ホール・ワールズ・ゴナ・ノウ
10.Road To Ruin / ロード・トゥ・ルーイン
11.What's It Gonna Be / ワッツ・イット・ゴナ・ビー
12.Fool Us Today / フール・アス・トゥデイ
13.Addicted To That Rush / アディクテッド・トゥ・ザット・ラッシュ
14.Suffragette City / サフラゲット・シティ
15.Livin' Like A Dog / リヴィン・ライク・ア・ドッグ
16.Ain't Seen Love Like That / エイント・シーン・ラヴ・ライク・ザット ※<CDエクストラ> |
Mr. Big(ミスター・ビッグ)はアメリカのハード・ロック・バンド。
1989年にデビュー、2002年に解散した。
略歴
デヴィッド・リー・ロスのバンド等で活躍していたビリー・シーンが、レーサーXのポール・ギルバートと出会い、後にエリック・マーティンと
パット・トーピーが加わり、「MR. BIG」として1989年にアルバム「MR. BIG」でデビューする。
1991年に2枚目のアルバム「LEAN INTO IT」をリリース。ポップなメロディーとハードな演奏がほどよく合わさったこのアルバムは
本国のみならず日本でもヒットとなる。このアルバムに収められた「TO BE WITH YOU」はシングル全米No.1となる。
1993年に3枚目のアルバム「BUMP AHEAD」をリリース。
1996年1月に4枚目のアルバム「HEY MAN」をリリースする。
これまでの彼らのアルバムは一曲目に必ず「激しく、楽器陣が超絶テクニックを駆使したロックナンバー」を持ってくるという法則があったが、
このアルバムにて初めてそれが破られた。
同年11月には初のベストアルバム「BIG, BIGGER, BIGGEST!」をリリースし、その後活動停止に入る。日本での高い人気に比べ、
本国ではそれほどの人気が獲得できていなかったため、
マンネリを打破するためにビリーが他のプロジェクトを開始したのが理由とされる。
その後活動再開時に今度はポールが「ソロ活動に専念したい」という理由でバンドを脱退。
エリック、ビリー、パットはかつてスタジオで一緒に演奏した事のあるリッチー・コッツェンを招いてバンドを続行する事を決意する。
1997年に日本武道館でのライヴを収録した「LIVE AT BUDOKAN」をリリースする。初回盤は武道館と同じ八角形のアルミ製のケース
(武道『館』とアルミ『缶』をかけた洒落と思われる)入りであった。
1999年にスタジオアルバムとしては通算5枚目となる「GET OVER IT」をリリースする。
2001年8月に6枚目のアルバム「ACTUAL SIZE」をリリース。
しかしこの頃からビリーとエリックの仲が悪化しており、アルバムリリース直後に突然バンド側が「ビリーを解雇した」と公式発表する。
しかしこの発表を不服とした創設者でもあるビリーは程なくしてバンドの解散を宣言することになる。
最後に今までたくさん支えてもらった日本のファンの前でライブをしたいということで「フェアウェル・ツアー」と題して日本での解散ライブツアーを行う。
最終公演に当たる2002年2月5日の東京国際フォーラムでのライブは後にライヴアルバム「IN JAPAN」に収録されて発売されている。
音楽性
初期の頃にはまさにアメリカン・ハード・ロックといった曲が中心であった。
特に「Addicted To That Rush」(「MR. BIG」1曲目)、「Daddy, Brother, Lover, Little
Boy」(「LEAN INTO IT」1曲目)
「Colorado Bulldog」(「BUMP AHEAD」1曲目)はビリーとポールの激しいソロがあり、特に前者2曲はライブでは必ず演奏される定番の曲であった。
中期になるとロックでありながらも、より静かな曲やアコースティックな曲、ポップな曲が比重を占めていく。楽器陣全員がコーラスが出来たため、
ライブでも再現される重厚なコーラスワークも人気の理由の一つであった。
この頃の代表曲としては美しいメロディーと、ポールが考案した一風変わったドラムによる「Take Cover」(「HEY MAN」収録)が挙げられる。
リッチー加入から解散までの後期は、若干ファンク寄りの曲が多い。またリッチーは自身のソロでボーカルもしていたため、
エリックとのツインボーカルの曲も存在する。 キャリアを通じて、1970年代ロックからの影響が強いことは、カヴァーの選曲からも伺える。
これまでにスタジオまたはライヴでカヴァーした曲は、「30 Days In The Hole」(ハンブル・パイ)、「Baba O'Riley」(ザ・フー)、
「Wild World」(キャット・スティーヴンス)、「Mr.Big」(フリー)、「Burn」(ディープ・パープル)等。
日本では大人気を獲得したため、度々日本でのツアーを行った。
(→「ビッグ・イン・ジャパン」)メンバーはインタビューなどで事あるごとに日本のファンへの感謝の念を口にし、
日本のファンを単なるファンという概念をこえて「Brothers(兄弟)」と呼んでいた。ベストアルバム「BIG, BIGGER, BIGGEST!」
日本盤ボーナストラックに「I Love You Japan」という曲が収録されていることなどからも、彼らがどれだけ日本のファンを大事にしていたかを
うかがい知る事が出来る。
ギターのポール、ベースのビリーの2人は、電動ドリルにピックを取り付けて演奏する「ドリル奏法」の使い手であり、
その際には必ず日本の工具メーカーであるマキタの電動ドリルを使用したことで有名。
そのせいか、マキタはMR. BIGのコンサートツアーを後援したことがあるだけでなく、
前述の「I Love You Japan」も本来はマキタの社歌として作られた曲であるなど、マキタとMR. BIGの関係は非常に深い。
日本のロックユニットB'zのアルバム『Brotherhood』に、ビリーとパットが数曲参加したことがあり、
ビリーはその後2002年にベースのサポートメンバーとしてライブツアーに同行している。
エリックは2004年にはB'zの松本孝弘ソロプロジェクトTMGにヴォーカルとしてメンバー参加している。
また、B'zの楽曲『juice』をMR.BIGがレコーディングしたとされているが、世にはまだ出回っていない。
谷村新司のアルバム『半空 NAKAZORA』の収録曲「クリムゾン」に、ポールがギターで参加している。 |
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